2010/5/13 研究に利用する装置(1)HPLC
研究を進めるためには、様々な装置を利用する必要があります。食品機能安全学研究室において、卒業論文研究などでよく用いている装置を、シリーズで紹介します。初回は、「高速液体クロマトグラフィー(HPLC)」装置です。
HPLCは、物質の分析や精製に広く利用されている手法です。私たちの研究室では、主に食品タンパク質の分解により生成するペプチドの分析や精製に用いています。ペプチドの性質(溶媒に対する親和性や分子量)の違いにより、個々のペプチドが分離されます。
下の写真で学生さんが手に持っているステンレス製の部品が、HPLCに用いる「カラム」です。ペプチドなどの混合物がカラムの中を通過することにより、多くの物質が分離され、分析や精製が行われます。右手に持っている大きなカラムが、大量の試料を精製する際に用いる分取用カラムで、左手に持っている小さなものが、少量の試料に適した分析用カラムです。
- (1)HPLC
- (2)LC/MS
- (3)プロテインシークエンサー
- (4)自動ペプチド合成装置
- (5)非観血式血圧測定装置
- (6)トレッドミル
- (7)GC-匂い嗅ぎ装置
- (8)GC/MS
- (9)SAFE
- (10)味覚センサー