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「コピ・ルアック」コーヒーを飲みました。

「コピ・ルアック」をご存知でしょうか。ジャコウネコの糞から採取される未消化のコーヒー豆です。インドネシアのコーヒー農園では、野生のジャコウネコがコーヒーの熟した実をよく食べてしまいます。コーヒーの果肉は、ジャコウネコの消化管で分解吸収されますが、種子(コーヒー豆)はそのまま糞として排泄されます。その糞を集めてコーヒー豆だけを取り出し、洗浄・乾燥・焙煎したものが、コピ・ルアックです。ジャコウネコの消化酵素や腸内細菌などにより、独特の香味が付与されると言われています。

先日の研究室ゼミで、コーヒーについて調べてきてくれた学生さんが、コピ・ルアックのことを紹介したのがきっかけで、皆で飲んでみようということになりました。コピ・ルアックの特殊な製法から想像できると思いますが、そのお値段は通常のコーヒー豆のものとはかけ離れています。

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見た目(写真)は、普通のコーヒー豆です。香りはかなり良いのですが、特別(特殊)なものではありません。もちろん、糞の匂いなどはしません。豆をそのまま口に入れて噛み砕くと、コーヒー豆独特のエグ味がまったくなく、食べられてしまうことに驚きます。

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あまりに高価なコーヒー豆なので、豆を挽く手もちょっと緊張気味です。

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さて、肝心の味の方ですが、皆、かなり美味しいと高い評価でした。あまり個性の強い味と香りではなく、上品で後味が非常に良いのが特徴と言えそうです。思いのほかクセがないので、多くの方が美味しいと感じられるコーヒーだと思います。

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