プロバイオティクスとプレバイオティクスについて分担執筆した書籍が出版されました。
食品機能安全学研究室では、食品やペットフードに関係する乳酸菌やビフィズス菌に関する研究も行っています。近年、腸内に棲息する乳酸菌やビフィズス菌の保健的な機能が注目されています。このような宿主に有益な微生物は「プロバイオティクス」とよばれ、多くの食品にも利用されています。また、プロバイオティクスの増殖に寄与するオリゴ糖や食物繊維は「プレバイオティクス」とよばれています。プロバイオティクスとプレバイオティクスを合わせた「シンバイオティクス」という言葉も使われるようになっています。
このたび、“Probiotic and Prebiotic Foods: Technology, Stability and Benefits to Human Health”という書籍が、米国のNova Science Publishersから出版されました。この書籍のChapter 15 “Probiotic and Prebiotic Meat Products”(プロバイオティク・プレバイオティク食肉製品)の部分を、食品機能安全学研究室の有原と大畑が執筆しました。この章では、とくに食肉製品に関連したプロバイオティクスとプレバイオティクスについて解説し、私たちの研究室で得られた成果についても紹介しています。