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2012/02/17 『ペットフード/ペットマナー検定公式テキスト』(本の紹介34)

今回紹介するのは、『ペットフード/ペットマナー検定公式テキスト ペットと共に暮らすということ』(左向敏紀・石田卓夫・太田光明監修・著, 一般社団法人ペットフード協会, \1500, 2011/8)という本です。タイトルにあるように、「ペットフード/ペットマナー検定」のためのテキストです。この検定は、一般社団法人ペットフード協会が昨年から始めたもので、インターネットを通じて実施されるユニークなシステムを採用しています。



動物資源科学科の学生諸君から、「何か資格を取りたいのですが」という相談を受けることがあります。なかなかイチオシと言える資格はないのですが、以前このページでも取り上げた「食の目利き検定」など、割合とチャレンジしやすいいくつかの資格の類(検定など)を紹介しています。

ある程度難易度の高い資格でないと、就職試験などで直接有利になるということはないかもしれません。「食の目利き検定・初級」や「ペットフード/ペットマナー検定」は、それほどの準備をしなくても合格できそうですので、履歴書などに書いてもその効果は限定的でしょう。ただ、意欲をもって勉強に取り組んでいるという姿勢は評価されると思います。また、漠然と何かを勉強するのは困難なことですので、資格や検定を目標にすることはよいことです。

今回紹介した本は、比較的薄く(127ページ)、記述も平易にされています。読み物としても楽しめるものなので、ペットやペットフードに関心のある方にはお勧めの一冊です。「ペットの食事と栄養」(chapter 1)、「ペットフードについて」(Chapter 2)、「動物との付き合い方」(Chapter 3)、「動物が人の心身の健康に与える効用」(Chapter 4)という4章から構成されており、一読することにより、短時間でペットやペットフードの全体像を把握することもできるでしょう。

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