2012/03/06 食肉の機能性成分と機能性食肉製品に関する総説
私たちの研究室の主要な研究テーマに、機能性食品があります。とくに、動物性食品(乳・肉・卵)に注目し、保健的機能性の解明や新たな機能性食品の誕生につながる検討を進めています。食品タンパク質由来の生理活性ペプチドなど、すでに実際の食品やペットフードに応用されているものもあります。
このたび、食肉の保健的機能性と機能性食肉製品に関する情報を、“Meat-based bioactive compounds and functional meat products”という総説にまとめ、イギリスのFood Science and Technology Journal(vol.26, page 26-28)に発表しました。この総説では、食肉タンパク質由来の生理活性ペプチドやプロバイオティクス乳酸菌の食肉製品への利用など、私たちの研究室で得られた成果を紹介すると共に、食肉由来の代表的な保健的機能性成分であるカルノシンや共役リノール酸などについても解説しました。