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2012/04/15 『ベイリー、大好き』(本の紹介40)

今回紹介するのは、『ベイリー、大好き セラピードッグと小児病院のこどもたち』(文:岩貞るみこ, 写真:澤井秀夫, 小学館, \1575, 2011/11)という本です。私の所属する動物資源科学科は、「農医連携教育プログラム」に取り組んでいますが、このプログラムの中に「動物介在活動・療法分野」があります。いわゆる「アニマルセラピー」のことですが、この分野に対する関心が高くなっているようで、アニマルセラピーコースを設置した大学もあります。



アニマルセラピーは、動物とのふれあいや交流によって精神や肉体機能を向上させる療法です。アニマルセラピーで活躍する動物として、馬、犬、猫、鳥、魚、イルカ、ハムスター、モルモットなどがあげられますが、本書ではセラピードッグとして小児病院で活躍するベイリーという犬を紹介しています。ベイリーの生い立ちや日常が描かれていますが、写真集といってもよいくらいたくさんの魅力的な写真が使われています。最初は病院内の限られた場所だけで活動していたベイリーが、やがて様々な病棟で引っ張りだこの存在になる経緯がよく伝わってきました。

以下に本書の目次をあげておきます。

  • 犬のいる病院
  • セラピードッグ・ベイリー、誕生!
  • 初めての試み
  • 理想と現実
  • マコさんとの出会い
  • ユヅキくんとの絆
  • ハンドラーの思い&オフの日のベイリー
  • こどもたちと、ともに
  • ベイリーのもたらすもの 血液腫瘍科の病棟から
  • そして、いまも、これからも

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