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2012/06/06 『世界の市場めぐり』(本の紹介48)

今回紹介するのは、『一生に一度だけの旅 世界の市場めぐり』(ジョン・ブライトン著, 岡崎秀訳, 日経ナショナルジオグラフィック社, \2310, 2012/6)という本です。ナショナルジオグラフィック社の「一生に一度だけの旅」シリーズの1冊として刊行されたもので、ナショナルジオグラフィックならではの数々の魅力的な写真で構成されています。



本書は、これまでに刊行された類書に比べて紹介されている市場が多く、世界48か国・地域から240か所以上の市場(主に食材市場)が取り上げられています。「アフリカの市場」、「ヨーロッパの市場」、「アジアの市場」、「アメリカの市場」と、地域ごとに膨大な市場がうまくまとめられています。また、各国の「主な市場」や各市場で「買えるもの」がリストになっており、実際に市場巡りをするのに役立ちそうです。随所に挿入されている「市場で見つけたもの」というコラムも、地域の食材の特色が出ていて実に興味深いです。多様な市場の様子が楽しめる本書は、市場ファン以外の方にも楽しめる内容でしょう。なお、以前、「世界の市場」という記事の中で、「市場」関係の書籍を紹介したことがありますので、そちらもご覧ください。

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