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2012/06/13 『教授とミミズのエコ生活』(本の紹介49)

今回紹介するのは、『教授とミミズのエコ生活』(三浦俊彦, 三五館, \1470, 2012/2)という本です。著者の三浦俊彦氏は、和洋女子大学で哲学を教えている方です。小説家としても活躍されているそうですが、サプリメントの熱烈な愛用者としても有名です。私が読んだ記事によると、1日に64種類300錠余りのサプリを摂っているとのことです。一か月のサプリ購入費が10万円を超えるというからすごいです。主食はカップ麺やスナック菓子らしいので、ちょっと心配な感じもしますが、ここ10年間は歯科医以外の医者にかかったことはなく、カゼさえもほとんどひかないそうです。



さて、サプリメントとは関係のない今回紹介する本の内容ですが、著者の個性的なライフスタイルを反映しているという点では、接点があるのかもしれません。書名にあるように、ミミズが主役です。ミミズを触るのも見るのも嫌という方には、お勧めしません。家庭の生ゴミをミミズを使って肥料に変換するシステムが市販されています。12年間に渡る著者とこのシステム(ミミズ)との奮闘記とも言ってもよさそうな内容です。ちょっと気持ち悪い描写も随所にあり、自分でミミズを飼ってみようという気にはなりませんでしたが、ミミズの興味深い生態などかなり楽しめる本でした。上述したように、著者はカップ麺とスナック菓子を主食としているので、実は生ゴミがほとんどなく、生ゴミ処理装置など必要はないというのも面白いところです。

以下に本書の目次をあげておきます。

  • 起の章 ミミズコンポスト起動の巻
  • 承の章 予兆と危機と絶滅の巻
  • 転の章 ミミズ系いよいよ室内進出の巻
  • 結の章 動揺から懺悔そして達観への巻

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