food function and safety

ニュース

2012/11/15 『世界史を変えた50の動物』(本の紹介71)

今回紹介するのは、『図説 世界史を変えた50の動物』(エリック・シャリーン著, 甲斐理恵子訳, 原書房, \2940, 2012/10)という本です。書店でこの本を手にしたとき、まず装丁の美しさに心を奪われました。中を開くと、わずかに色のついた紙に、多数の図版が心地よくレイアウトされています。写真や絵はすべて素晴らしく(ほとんどがカラー)、まれに見る完成度の高い本という印象を持ちました。取り上げられている50の動物も、ウシ、ブタ、ニワトリ、イヌといった順当なものから、ちょっと意外なカイガラムシやドードーまで、うまく選んだものだと感心しました。



以前、『スパイス、爆薬、医薬品 ―世界史を変えた17の化学物質』という本を紹介したことがありましたが、この本を読むと動物たちも世界史を作り上げてきたことがよくわかります。ウシ、ブタ、ニワトリについては結構知識を持っているつもりでしたが、歴史的なことをほとんど知らないことを思い知らせられました。本書の最後には、「ヒト」が登場しますが、なかなかうまい構成です。動物好きな方なら間違いなく気に入りそうな本ですが、そうでない方にも一度手にしていただきたい本です。.

本書に登場する50の動物は、カ、ミツバチ、ミンククジラ、アメリカヤギュウ、アクキガイ、カイコ、ウシ、ラクダ、オオカミ、イヌ、ヤギ、ビーバー、ニシン、ハト、コイ、カイガラムシ、ショウジョウバエ、ロバ、ウマ、ハヤブサ、ネコ、ニシマダラ、ニワトリ、ダーウィンフィンチ、ハクトウワシ、ヒル、イグアノドン、ラマ、ゾウ、ミミズ、ミドリゲンセイ、シチメンチョウ、コブラ、ウサギ、ヒツジ、チンパンジー、ライオン、シラミ、アザラシ、シンジュガイ、コウモリ、トナカイ、ドードー、ネズミ、タマオシコガネ、サバクバッタ、ジュウケツキュウチュウ、ブタ、ノミ、ヒトとなっています(登場順)。

書籍紹介一覧へ行く