2013/03/31『面白い本』(本の紹介87)
今回紹介するのは、『面白い本』(成毛眞著, 岩波新書, \735, 2013/1)という本です。著者の成毛氏は、人気書評サイト「HONZ」の代表をされている方です。本を読む人が少なくなり、本が売れない時代だと言われています。しかし、一方で読んでみたい本が見つかりにくい状況もあるのかもしれません。本書には、幅広い範囲の109冊のノンフィクション本が紹介されています。たいていの方は、109冊の中に気になる本があると思います。

109冊の中には自然科学系の本も多く、このホームページで紹介した『大村智 -2億人を病魔から守った化学者』も載っています。第9章の「鉄板すぎて紹介するのも恥ずかしい本」は本書では付録と位置づけられていますが、ここにあげられている9冊は面白さ折り紙つきのノンフィクション名作とのことです。『銃・病原菌・鉄 -1万3000年にわたる人類史の謎』は、私もお勧めします。
ご参考までに、以下に本書の目次をあげておきます。
- 第1章 ピンポイント歴史学
- 第2章 学べない生き方
- 第3章 ヘビーなサイエンス
- 第4章 シチュエーション別読書法
- 第5章 嘘のノンフィクション
- 第6章 タイヘンな本たち
- 第7章 金と仕事とものづくり
- 第8章 事実は詳説より奇なり
- 第9章 鉄板すぎて紹介するのも恥ずかしい本