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2013/05/29 『コラーゲン完全バイブル』(本の紹介95)

今回紹介するのは、『コラーゲン完全バイブル』(真野博著, 幻冬舎, \1260, 2011/9)という本です。人体を構成するタンパク質の約30%がコラーゲンなので、コラーゲンが重要な物質であることは間違いありません。とくに皮膚にはコラーゲンが多く、全コラーゲンの約40%が存在します。コラーゲンが皮膚で重要なこともまた、疑う余地はありません。しかし、コラーゲンを摂取したり、肌に塗ったりしても、直接皮膚のコラーゲンにはなりません。



いろいろと誤解されることが多いコラーゲンですが、本書はコラーゲンについての科学的な事実を、大きな文字でわかりやすく解説しています。ところどころに学術的なデータ(グラフなど)も載っているので、理系の学生諸君が読んでもいいでしょう。コラーゲンの効果を信じて毎日摂取している方も、コラーゲンの摂取なんて無意味と言っている方も、本書を一読するとコラーゲンに対する見方が変わると思います。

以下に、本書の目次をあげておきます。

  • 第1章 コラーゲンは肌にいいだけの健康食品!?
  • 第2章 コラーゲンはカラダのすみずみまで機能する
  • 第3章 コラーゲンで「若い!」と言わせるカラダづくり
  • 第4章 こらからは骨・関節、さらには全身にもコラーゲン
  • 第5章 毎日コラーゲン生活

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