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2013/09/19 『さよなら、レバ刺し』(本の紹介105)

今回紹介するのは、『さよなら、レバ刺し ~禁止までの438日間~』(谷口菜津子著, 竹書房, \1050, 2013/7)という本(マンガ)です。2011年4月に、あの「ユッケ集団食中毒事件」が起きました。その後、ユッケの提供自粛がレバ刺しにも及び、2012年7月に食品衛生法が生の牛レバーを販売禁止するに至りました。



個人的には、火を通さない肉やレバーは、風味・衛生の両面からあまり好きではありません。なので、レバ刺し禁止を残念がる人たちの気持ちも理解することができません。この本には、豚レバ刺し、馬レバ刺し、ブレンズ(脳)刺し、コブクロ(子宮)刺し、ミノ(第1胃)刺し、幻の白レバ刺し等々、私が食べたことのないものが続々と登場します。最終章は圧巻で、「ポストレバ刺し」を求めて、レバ刺しを超える「うま肉」を探す行脚が語られています。レバ刺し好きの気持ちを、少し理解することができた1冊でした。ただ、本書に登場する食材の生食はお勧めしません。

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