2013/10/29 非加熱の「生乳」を体感
私たちが普段飲んでいる牛乳は、加熱殺菌されたものです(通常、120~130℃で2~3秒間)。この加熱により、牛乳の風味は少しだけ変化しています。毎年、「食品科学」の授業で牛乳の殺菌について話をしていますが、実際に加熱殺菌をする前の牛乳を飲んでもらって、加熱による風味変化を体感してもらっています。なお、法律的には加熱前の牛乳は、「生乳(せいにゅう)」と呼ばれています。
今日の授業で飲んでもらった「生乳」は、北海道中礼内村にある「想いやりファーム」で生産されている「想いやり生乳」です。学生さんの多くは、生乳の方が美味しいと言っていましたが、中には日頃飲みなれた加熱殺菌した牛乳の方が美味しいと言っていた学生さんもいました。