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2014/05/30 『うちは精肉店』(本の紹介121)

今回紹介するのは、『うちは精肉店』(本橋成一著, 農村漁村文化協会, \1600, 2013/3)という写真絵本です。江戸時代から続いてきた大阪の北出精肉店を取材し、牛が肉になるまでの様子を写真で伝えています。2012年3月に、北出精肉店が102年間使ってきた屠場が閉じることになりました。最後の一頭の牛も、いつもどおり屠畜され、処理されました。



「人は、いのちをいただくことで生かされている。牛の肉が人のからだになる。生きるということは、いのちをつなぐこと。だから牛に感謝し、誇りをもってこの仕事をしてきたんだ。」 北出精肉店七代目の北出昭さんの言葉です。本書の内容は、「ある精肉店のはなし」というタイトルで、ドキュメンタリー映画にもなっています。

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