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2014/06/18 『イベリコ豚を買いに』(本の紹介123)

今回紹介するのは、『イベリコ豚を買いに』(野地秩嘉著, 小学館, \1500, 2014/3)という本です。新聞や雑誌の書評で何回か紹介されていたので、ご存知の方も多い本かと思います。最近ではすっかりお馴染みになったイベリコ豚ですが、本書の著者は、そんなイベリコ豚にさまざまな疑問を抱き、スペインに何度も足を運んで知った事実を紹介しています。取材だけにとどまらず、イベリコ豚を買い付けたり、イベリコ豚のハム作りまで実現した熱意には脱帽します。



私(有原)も、スペインの食肉製品には強い関心があって、20年近く前に初めて現地を訪れてイベリコ豚から作られる生ハムを目にしたときは、ずいぶん感動したものでした。当時、スペインの食肉製品の日本への輸入は解禁されておらず、インターネットも普及していなかったので、状況を知る手段が乏しかったことが思い出されます。「生ハムの国・スペイン」という記事も、ご覧ください。

以下に、本書の目次をあげておきます。

  • ・第1章 見てきた人に会う
  • ・第2章 さまざまなハードル
  • ・第3章 イベリコ豚との対面
  • ・第4章 生ハムとは何か
  • ・第5章 新たな3つの仕事
  • ・第6章 サバイバル精肉店
  • ・第7章 ポークマーチャントへの道
  • ・第8章 プロと素人
  • ・第9章 新製品完成
  • ・第10章 5度目のスペイン渡航

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