2014/07/14 『バイオテクノロジーの教科書』(本の紹介125)
今回紹介するのは、『カラー図解 EURO版 バイオテクノロジーの教科書 上巻 基礎・食品・環境』(ラインハート・レンネバーグ著, 小林達彦監修, 講談社ブルーバックス, \1836, 2014/2)という本です。「教科書」というと、無味乾燥なイメージがありますが、本書は読み物として組み立てられているユニークな教科書です。第1章が、われわれに身近な「食」にかかわるバイオテクノロジーで始まっていることも、親しみを持てる一因でしょうか。書名に「カラー図解」とありますが、見事な図版が惜しみなく使われています。
以下に、本書(上・下巻)の目次をあげておきます。
- 【上巻】
- ・第1章 ビール、パン、そしてチーズ:食に深くかかわるバイオテクノロジー
- ・第2章 酵素:産業界や家庭で使われるスーパー酵素
- ・第3章 驚異の遺伝子工学技術
- ・第4章 環境バイオテクノロジー
- ・第5章 グリーンバイオテクノロジー:農業への応用
- 【下巻】
- ・第6章 ホワイトバイオテクノロジー:化学・工業への応用
- ・第7章 ウイルス、抗体、ワクチン
- ・第8章 胚、クローン、トランスジェニック動物
- ・第9章 心筋梗塞、がん、幹細胞
- ・第10章 バイオを利用した分析技術とヒトゲノム