2014/08/21 『缶詰に愛をこめて』(本の紹介128)
今回紹介するのは、『缶詰に愛をこめて』(小泉武夫著, 朝日新書, \760, 2013/11)という本です。レトルトパウチ食品の登場などで、缶詰に昔の勢いはなくなりましたが、非常食として見直されているという一面もあります。中高年以上の方では、缶詰にまつわる子供の頃の思い出も多いのではないでしょうか。本書に載っている缶詰の写真は、郷愁を誘うものが多く、パラパラと眺めているだけで懐かしい思いに浸ることができます。

本書の「あとがきに代えて」に、缶詰の長所がまとめてあります。(1)保存ができること、(2)持ち運びができること、(3)安価で経済的、(4)さまざまな料理に利用できること、(5)栄養が詰まっていること、(6)丸ごと利用できること、(7)非常食になること、だそうです。本書には、これらの長所に関する記述も、うまく盛り込まれています。なお、缶詰に関心があるという方は、ぜひこちらの記事もご覧になってください。
以下に、本書の目次をあげておきます。
- 第1章 セピア色のわが缶詰遍歴
- 第2章 俺が愛した缶詰たち(魚介編)
- 第3章 眩しき缶詰たち
- 第4章 俺が愛した缶詰たち(野獣編)
- 第5章 俺が愛した缶詰たち(野菜・果物編)
- 第6章 わが思い出の缶詰たち
- 第7章 俺が愛した缶詰たち(おやつ編)