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2015/09/03 『くさい食べもの大全』(本の紹介154)

今回紹介するのは、『くさい食べもの大全』(小泉武夫著, 東京堂出版, \1800, 2015/3)という本です。著者の小泉武夫先生は、東京農業大学の醸造学科の教授を長くされていました。2009年に定年退職された後も、精力的な執筆活動を続けてられています。自らを「味覚人飛行物体」と名乗り、世界中の食べものを体験して紹介されています。「くさい食べもの」はテレビや雑誌などでよく紹介されますが、本書のように体系的にまとめられた資料は見たことがありませんでした。



本書は、157種類の「くさい食べもの」が10章にわたって分類されています。「肉類」や「チーズ」が独立した章になっているのは、畜産食品を専門とする私(有原)にとってはうれしい限りです。それぞれの食べものには、星1~5つの「くさい度数」が付けられています。星5つは、「失神するほどくさい。ときには命の危険も。」というものです。確かに、「シュール・ストレミング」などは、そんな感じの食べものです。星1つか2つのあたりから挑戦してみてはいかがでしょうか。

以下に、本書の目次をあげておきます。

  • 第1章 魚類
  • 第2章 魚醤
  • 第3章 肉類
  • 第4章 納豆
  • 第5章 大豆製品
  • 第6章 野菜・果物
  • 第7章 虫類
  • 第8章 酒類
  • 第9章 チーズ
  • 第10章 漬物

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