北里大学 獣医学部 動物資源科学科 食品機能安全学研究室
2015/10/05 大村智先生（北里大学名誉教授）にノーベル医学・生理学賞
スウェーデンのカロリンスカ研究所は、2015年のノーベル医学・生理学賞を、北里大学名誉教授の大村智先生に授与すると発表しました。大村先生は、微生物が作り出す化合物を多数発見し、医薬品などの開発につなげました。そのひとつに、抗寄生虫物質であるエバーメクチンがあります。エバーメクチンから開発されたイベルメクチンは、オンコセルカ症（河川盲目症）やリンパ系フィラリア症といった熱帯病に著効があり、中南米やアフリカでこれらの感染症を撲滅寸前まで追いやりました。
このホームページでも紹介した『大村智 ―２億人を病魔から守った化学者』には、エバーメクチンをはじめとする大村先生が発見された数々の化学物質が登場するとともに、興味深いエピソードが紹介されています。
