2015/10/06 非加熱の「生乳」を体感
私たちが普段飲んでいる牛乳は、加熱殺菌されたものです(通常、120~130℃で2~3秒間処理)。この加熱で生じる化学反応により、風味が少しだけ変化しています。毎年、動物資源科学科2年生の「食品科学」の授業で牛乳の殺菌についての話をします。実際に、加熱殺菌前の牛乳(生乳)を飲んでもらうことにより、加熱による風味変化を体感してもらっています。なお、法律的には加熱前の牛乳は、「生乳(せいにゅう)」と呼ばれています。
今日の授業で飲んでもらった「生乳」は、北海道中礼内村にある「想いやりファーム」で生産されている「想いやり生乳」です。学生さんの多くは、非加熱の生乳の方が美味しいと言っていましたが、中には日頃飲みなれた加熱殺菌した牛乳の方が美味しいと言う方もいました。可愛らしいデザインのビンも人気があり、持ち帰る学生さんがいました。