北里大学 獣医学部 動物資源科学科 食品機能安全学研究室
2015/10/16 『生きものの持ちかた』（本の紹介157）
今回紹介するのは、『その道のプロに聞く 生きものの持ちかた』（松橋利光著, 大和書房, \1500, 2015/8）という本です。「持ち方」に注目した画期的な生きもの写真集です。これまでに類書はなかったのではないでしょうか。「生きものカメラマン」を名乗る著者が、昆虫や動物の正しい（？）持ちかたを、魅力的な写真で伝えています。
本書には、指でつまんだ昆虫や抱きかかえられた動物などが、計86種類登場します。カブトムシ、チョウ、イヌ、ネコといった身近な生きものの扱い方を知っていれば役立つことがあるでしょう。マドラスフォレストスコーピオンやヒョウモントカゲモドキに遭遇する機会はまずないでしょうが、写真を眺めるだけでかなり楽しめます。昆虫や動物を好きな方なら、大満足な一冊でしょう。好きだけど触るのは苦手という方にもお勧めします。
以下に、本書の目次をあげておきます。
- １ 身近な生きもの（カブトムシなど）
- ２ 虫、蟲、珍ペット（サソリなど）
- ３ ペット、どうぶつ（イヌなど）
- ４ は虫類（オオトカゲなど）
