2015/11/02 『人生に美を添えて』(本の紹介159)
今回紹介するのは、『人生に美を添えて』(大村智著, 生活の友社, \2000, 2015/7)という本です。ノーベル生理学・医学賞を受賞される大村智先生(北里大学特別栄誉教授)に、文化勲章が贈られるというニュースが伝えられました。明日(文化の日)、皇居で親授式があるとのことです。本書は、ノーベル賞や文化勲章の対象となった大村先生の学術的業績を主題としたものではありません。女子美術大学の理事長をされていたこともある大村先生が、美術にまつわる思い出を語ったエッセイ集です。月刊誌『美術の窓』に連載された「アートと世界」(2014/1~2015/8月号)がもととなっています。
以下に、本書の目次をあげておきます。
- ヒーリング・アートの先駆け
- 荻太郎先生からの贈りもの
- 温泉と窯巡り
- 海外の美術館巡り
- 忘れ得ぬ人々
- 山梨県立美術館の誕生秘話
- 片岡球子さんの思い出
- 海外で活躍する女子美大の卒業生たち
- 追憶の女流画家たち
- 彫刻家とのご縁
- 韮崎大村美術館誕生
- 多田美波先生との邂逅
- 亀高文子と朱葉
- 女流画家協会と三岸節子
- 森田元子と入江一子の生き方
- 思い出深い女流画家たち
- 畏敬の堀文子と羽ばたく女子美大の若手作家たち