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2016/09/15 『なぜニワトリは毎日卵を産むのか』(本の紹介173)

今回紹介するのは、『なぜニワトリは毎日卵を産むのか 鳥と人間のうんちく文化学』(森誠著, こぶし書房, \2000, 2015/12)という本です。著者は長く静岡大学農学部で家禽の産卵生理に関する研究をされた方です。本書は、講義のネタ帳から書き起こしたものとのことです。講義で学生さんたちが寝てしまわないように話した「どうでもいい話」と書かれていますが、なかなか格調の高い内容に感じられました。出典(文献)がきちんと欄外にあげられているので、読みやすい本ですが学術的価値もある本だと思います。



私(有原)も、学生さんたちが眠くならないように、面白い(?)話を取り込んだ講義に努めているので、本書は役立てることができそうです。食品としての鶏卵や鶏肉に関する話が多いことも、私にとっては有難いところです。「ご飯に卵をかけた最初の人」、「隕石の衝突で卵からビタミンCが消えた」、「アダムとイブに孫はいたのか」のように、どなたも読んでみたくなる項目がたくさんあります。

以下に、本書の目次をあげておきます。

  • 第一章 みんな大好き卵のウンチク
  • 1 卵からリンゴまで
  • 2 卵料理オンパレード
  • 第二章 卵は物価の優等生
  • 1 鶏卵の自給率96%
  • 2 卵は腐らないか
  • 第三章 子孫を残すための卵細胞
  • 1 卵と蛋
  • 2 黄身か、卵黄か
  • 3 卵が先だ
  • 第四章 人間が作った鳥たち
  • 1 鳥の家畜化
  • 2 日本人の飼い鳥文化
  • 第五章 鶏肉食のすすめ
  • 1 日本人と肉食
  • 2 焼き鳥とホルモン
  • 3 鳥の病い

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