2017/05/12 八雲牧場で牛肉に関する研究打合せ
私たちの研究室のテーマのひとつに、食肉の熟成に関するものがあります。すでに美味しくて体に良い豚肉の開発を目指し、井筒まい泉株式会社と「夢見る熟豚4 weeks」を誕生させました。牛肉においても、嗜好性と保健的機能性を兼ね備えた付加価値の高い食肉をもたらす方法を検討しています。
北里大学獣医学部の八雲牧場(北海道・八雲町)は、肉用牛で国内唯一の有機JAS認証を受けた先駆的な組織です。安全・安心面で卓越している北里八雲牛は、私たちの研究室が目指す美味しくて体に良い食肉をもたらす肉牛として非常に魅力的な存在です。今回、八雲牧場の小笠原英毅先生をはじめとする牧場メンバーの皆さんと、研究打合せを行うことができました。
八雲牧場で行われた研究打合せの様子です。
小笠原先生のご配慮により実現した貴重な場でした。
私(有原)から、食品機能安全学研究室の取り組みをお伝えしました。
大学院生の横山壱成君が、これまで進めてきた香気成分に関する研究を、牛肉の品質と関連付けて話してくれました。
大学院生の遠藤南さんは、牛肉の熟成が嗜好性や機能性に及ぼす影響についての実験結果を紹介してくれました。
小笠原先生には、八雲牧場や北里八雲牛の状況を説明していただいたうえで、現在取り組んでいる研究を紹介していただきました。
八雲牧場のメンバーの皆さんに私たちの取り組みを理解していただき、貴重な意見をいただきました。
美しい景色に後ろ髪を引かれつつ、実り多い訪問に満足して八雲牧場を後にしました。
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