food function and safety

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2017/11/29 家畜改良技術研究所を訪問

一般社団法人家畜改良事業団は、優良種畜の効率的な作出利用による家畜の改良の促進を図ることなどにより、畜産振興に寄与しています。よく知られている事業として、人工授精用精液や受精卵の配布があります。群馬県前橋市にある家畜改良技術研究所では、畜産農家の生産性向上や消費者が嗜好する家畜生産物提供のため、家畜の品質向上技術開発を目指した研究を行っています。私たちの研究室の大学院生である横山壱成君と遠藤南さんとともに、ここを訪れました。

私たちの研究室では、DMHF(2,5-dimethyl-4-hydroxy-3(2H)-furanone, フラネオール)という香気成分の保健的機能(リラックス作用など)に注目した研究を行っています。DMHFは、牛肉を加熱調理した際に生成し、嗜好性に大きな影響を及ぼしている物質でもあります。家畜改良技術研究所では、技術開発部の小林正人上席専門役を中心にして、牛肉を加熱調理した際に生成するDMHFなどの香気成分を、嗜好性の面からアプローチしています。今回、DMHFを接点とする研究について、貴重な情報交換をすることができました。また、研究所で開発したDMHFの優れた分析方法についても、ご教示いただくことができました。

家畜改良事業団は、日本の畜産をサポートしています。

今回、研究室の大学院生2名とともに訪れました。

牛肉のおいしさに関する研究成果の説明を受ける大学院生です。

研究所のお二人には、たいへんお世話になりました。

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